TOPICS
2025年7月10日
わたしの教会ストーリー 022 田中智子さん 「私の居場所」
わたしの教会ストーリー 022
田中 智子(たなか ともこ)さん
「 私 の 居 場 所 」

私は小学6年生くらいの時、神様ってどういうかたなのだろうと、近くの教会の教会学校の年少科に、ゲーム感覚で2~3回通ったのが、教会に行った最初でした。でも何か私には合わなくて、行くのを止めてしまいました。私には、心に障害があって、小さい時からいじめに遭っていましたが母はそれに気付かず、普通の子を基準にして考え、私には厳しく接して来ました。怪我をすることも多く、私は、小学生の時にそれに気付きました。
高校時代、友人と一緒に、蒔田にある教会に、クリスマスを含めて1~2回行きました。そこでは、心が落ち着いて、自分の居場所があるように感じました。ですが友人が、仕事の関係で行かれなくなり一緒に通うことができなくなりました。
やがて関東学院女子短期大学の家政科に進学しました。短大では、月に二回位、礼拝がありました。短大を卒業してからはアルバイトをいくつかしましたが、長く続けられませんでした。わたしが21歳の時に母が亡くなりました。心の慰めを求めて、自分が学んだ関東学院の教会の礼拝に出席するようになりました。加納政弘先生のお嬢さんの真紀さんが分級の成人クラスの先生でした。ところがまもなく心身の調子が悪くなってしまい、父と家で暮らしながら、治療のために6年間通院生活を送りました。その間は、教会に通うことはできませんでした。湘南病院に通院とデイケアでお世話になりました。デイケアに通っている時に東日本大震災に遭遇したのも覚えています。私は、症状が落ち着いてきたので、金沢区内にある地域活動支援センターの「すぺーす海」を紹介されて通うようになりました。この「すぺーす海」は私に憩いの場所を提供してくれると共に、そこで軽い作業もしています。今も平日の月〜金に通っています。
関東学院教会の礼拝にもまた通えるようになりました。毎週9時から始まる関東学院教会の教会学校に参加し、受付の奉仕をして、復活されたイエス様が、イエス様のことを心配していた婦人たちに「お早う」と親しく声をかけられた(マタイによる福音書28章9節)ように、私は子どもたちに「おはよう!」と声をかけています。そして教会学校の成人科クラス、また聖歌隊にも参加しています。続けて午前の礼拝にも出席しています。やがて、教会のある女性信徒から「そろそろ、バプテスマ(洗礼)を受けてもいいんじゃない!」と背中を押していただき、その年のイースターの2016年3月27日に、わたしともう一人の方(上野耕一さん)と二人がバプテスマを受けました。関東学院教会の信徒の一人となり、私の中で、少し変化が起こりました。自分の周りを良く見るようになったと言うか、周りが良く見えるようになるとともに、自分の意見をはっきり言うようになりました。一方で、それが少し強く出てしまう時は「智子さん、それは職員さんが言うことでしょう」と言われてしまったこともあります。

2016年3月27日 バプテスマを受けました。

聖歌隊で礼拝特別賛美奉仕
わたしが通院生活をしていた頃に、父は定年退職後、感謝なことに関東学院大学金沢文庫キャンパスの守衛として再就職していました。妹は家を出て結婚していましたので、父と二人で落ち着いた暮らしをしていましたが、父が病を患うことになりました。父は入院し、施設に入居しましたが、コロナ禍で会うことも難しい時期がありました。感謝なことに、妹が、父を妹夫婦の家に引き取り、最後まで面倒をみてくれました。
私は、一人で生活することが難しい中、土曜日が一人になるので、関東学院教会追浜チャペルに来て礼拝準備のお手伝いをさせてもらい、そこで一日過ごすようになりました。壁や棚、窓のお掃除もするようになりました。日曜日も朝から教会に参加しています。日曜日の礼拝後の聖歌隊の練習も楽しみです。

土曜日に追浜チャペルへ来て、翌日の礼拝の準備を手伝っています。

ひとりでも安心して暮らせる住まいを探してもらい、横浜市金沢区内にある女性たちのグループホームで生活するようになりました。そこから「すぺーす海」には歩いて通える距離です。関東学院教会にもバス一本で来られます。良い場所が見つかって感謝しています。その施設での生活にも慣れ、また初めての施設での生活に対する不安も無くなりました。施設のスタッフさんから「今日は、教会に行かなくて良いの!」と言ってくれるまでになりました。

教会学校クリスマスの降誕劇では、羊飼い役の常連です。
私は、教会が好きです。教会は、アットホームな雰囲気で私を迎えてくれます。また、教会の信徒の皆様や牧師先生は、私が悩んでいる時は、一緒に悩んでくれます。そんな心地の良い居場所の中で、私は、次第に、相手を尊重することを大切にするようになりました。そして私は、まだ神様を知らない人がたくさんいますから、神様・イエス様のことを知ってほしいと祈っています。

(インタビュアー:髙橋彰、森田信義)











